「ポーカーとNFTゲームの共通点」コインムスメ代表 辻拓也
皆さんこんにちは!今回は【海外トナメ情報まとめ】の第3弾として、マレーシアのMTT(マルチテーブルトーナメント)、渡航情報についてご紹介します!
まもなく2024年11月15日からPoker Dream Malaysiaも開催されるため、参加される方は必見の内容となっています!(記事公開タイミング前後での情報になりますので最新の状況についてはご自身でのご確認下さい)ポーカーメディアPOKER PICKSがお届けします。
※第1弾の台湾編の記事はこちらから!
【海外トナメ情報まとめ】台湾遠征のススメ
※第2弾のベトナム編の記事はこちらから!
【海外トナメ情報まとめ】ベトナム遠征のススメ
皆様こんにちは!やしろと申します。普段は海外のカジノでポーカーをプレイしており、Xでは主にアジアのMTTの情報を発信しています。前回に引き続き、今回はマレーシアの代表的なMTTについて紹介します。
マレーシアで開催されるMTTはPoker Dreamという大会だけです。私は2024年8月の参加で3回目の参加になりました。うち2回はマレーシアのゲンティンハイランド、もう1回はベトナムのホイアン開催です。3回中2回とも収支+で終えており、相性の良い大会という認識です。
はじめに、マレーシアの基本情報について説明します。
引用:海外情報ナビ
マレーシアの滞在について、日本国籍の方は以下の条件を満たしていればビザは不要となります。
・90日以内の滞在であること
・パスポートの有効期限が6ヶ月以上残っていること
・帰路(または次の目的地)の航空券を所持していること
税関申請に関する取り決めは以下の通りです。
マレーシア貨:10,000米ドル相当を超えるマレーシア貨の持込みについては、税関に申告する必要があります。また、持出しは、マレーシア中央銀行(バンク・ネガラ)の許可が必要となります。
外貨:10,000米ドル相当を超える外貨(T/Cを含む)を所持している場合は、税関申告が必要です。申告書は空港の入国管理局事務所、あるいは税関で入手できます。
参考:外務省海外安全情報
マレーシア入国管理局は、2024年1月1日以降にマレーシアに入国する外国人を対象として、マレーシア・デジタル・アライバルカード(MDAC:Malaysia Digital Arrival Card)の登録を義務付けています。これはWEBサイトで出国前に入力すれば瞬時に結果がメールで帰ってくるものです。 税関申告の対応は非常に親切で、きちんと申告していれば問題ありません。特に没収手続きや持込制限もありません。 ゲンティンハイランドのカジノを楽しみに来たと言えば「グッドラック!」と返してくれます。
10,000米ドル以上の持込をする場合は、荷物のX検査の前にその旨を職員に告げてください。そのあと別室にて書類手続きを案内していただけます。
引用:googlemap
MTTが開催される「ゲンティンハイランド」は、クアラルンプール国際空港から車で2時間程度で行くことができる、標高1,700mの山の上にある高原リゾートです。空港からゲンティンハイランドまでの主な移動手段にはタクシーと直通バスがあり、私はタクシーを利用しています。
①タクシー
空港のイミグレを通過したのち、タクシー配車サービスのGrabでゲンティンハイランドのカジノまで向かいます。移動時間は2時間程度で、料金は5,000円程度です。移動時間が長いため、Grabに乗る前にトイレに行くことをおすすめします。運転手によってはドライブスルーみたいなとこに降りてくれますが、毎回行けるかどうか怪しいです。
②直通バス
空港からゲンティンハイランドまで直通バスが出ており、移動時間は2時間程度で、料金はRM35(約1,200円)です。バスの到着地点からカジノまでは、さらにロープウェイに乗る必要があります。
参考:Enjoy Trip, 遊牧ママの旅行術
引用:Tripadvisor
カジノ内含めてカジノ周辺も含めて治安は良いです。女性1人でも大会に参加可能なくらいです。
マレーシアは基本的に暑い毎日(25〜34℃ほど)ですが、会場のゲンティンハイランドは山頂にあるため日中霧が出ることがあり、パーカー程度の上着は必須です。カジノ内も空調が効いているため、Tシャツでは厳しいです。
引用:Trip it Easy
物価は基本的に安めです。1食1,000円前後でそれなりのものが食べられます。ゲンティンハイランドには大きなショッピングモールが併設されており、日本よりも若干安い食費でも抑えることが可能です。ただし、大会期間中はホテルが高くなる傾向にあり、安くて5,000円~40,000円とグレードに合わせて値段が変わります。また、値段によって衛生面や利便性も変わります。会場ホテルは3万円を超えます。
両替の手数料は基本的にカジノ>空港>インターバンク>クアラルンプール内の割安な両替所、の順になります。私は面倒なので事前にインターバンクで両替しています。
他のアジア同様に、マレーシアでもポーカーブームが起きており賑わっています。Poker Dreamは現地の人が多く参加する大会で、大多数がマレーシア在住のローカルの方と隣国のシンガポール人の方で構成されています。
ゲンティンハイランドカジノ内でのトーナメント・キャッシュゲームは合法です。政治的な理由でキャンセルはないので安心です。 バイインはUS$、USDT、現地通貨のいずれかで可能です。US$やUSDTはそのときのレートで交換されます。賞金受取もUSDT受取可能となります。
続いて、マレーシアで開催されるMTTを紹介します。
引用:GUTSHOT
Poker Dreamはアジア諸国で開催されているMTTで、マレーシアの他にはベトナム、韓国、マニラで行われています。マレーシアでは、国唯一の公認カジノがあるゲンティンハイランドで開催されています。
大会の特徴として、メインイベントでは複数のDay1が開催されます。前回大会のPoker Dream Malaysiaでは、13回のDay1がありました。複数Day1のうち、2回以上を通過するとボーナスプライズが付与されます。2回目通過でRM20,000(約68万円)、3回目でRM38,000(約130万円)がプライズに加算されます。そのため、バブルラインの攻防においてボーナスプライズ狙いのプレーヤーについてはオーバーフォールドが狙えるなど、ゲーム性が変わります。
インマネ率は基本15%で繰上げになります。ただし、メインイベントに関してはインマネ率によってバイイン額とスターティングチップが調整されており、7.5%インマネ、10%インマネ、15%インマネと分かれています。 また、フリップアウトのみでのDay1があることや、Mysteryのサイドイベントなどギャンブル性の高いトーナメントが多いので、Mysteryトーナメントが好みでない人には参加しづらいシリーズになる印象です。
また、メインイベントやそのほかサイドイベントによってはディナーブレイクがあります。
会場には水がフリードリンクとして用意されており、また会場近くにスターバックスが併設されているため、テイクアウトしてプレイ中に飲むことも可能です。また、フードについても持込可能のため、食べながらプレイしているプレーヤーも見かけました。
Poker Dream Malaysiaは他国でのトーナメントよりもプロのレギュラーが少ないです。その中でオーストラリアのプロが増える傾向にあり、台湾と比較して韓国人も少なくなります。日本人は数えるぐらいで現地在住のプレーヤーのみで、ほとんどのプレーヤーがマレーシア人とシンガポール人です。インド人系の方も多く、ロシア人などのプロはビザの兼ね合いかほとんど参加しません。
次に、会場近くでオススメのレストランを紹介します。基本的にはフードコート含めて食べることには困らないです。
こちらは鉄板焼き、日本食のお店です。日本食が一番好みに合うので1日1食はここで食べてます。(map情報)
Madam Kwan'sはマレーシア内に複数店舗を展開している人気店です。伝統的なマレーシア料理が味わえます。(map情報)
引用:Tripadvisor
会場近くにある人気のお店です。韓国料理や中華料理、マレーシア料理が楽しめます。(map情報)
引用:Tripadvisor
続いて、オススメの観光地について、会場近くを中心に紹介します。
ゲンティンハイランドのふもとから山頂まで移動できる、世界最大級のロープウェイです。Grabで直接カジノに向かう際には利用しないので、ロープウェイに乗りたい方はふもとのロープウェイ乗車口で降りてください。(map情報)
引用:KKday
ゲンティンハイランドのふもとにあるアウトレットモールです。①のロープウェイ乗車口のすぐ近くにあり、ショッピングが楽しめます。(map情報)
引用:klook
こちらは首都クアラルンプールの観光地となります。クアラルンプールを象徴する、高さ452m、88階建てのツインタワーです。高さ370mの展望台からは、クアラルンプールの街を一望できます。(map情報)
引用:H.I.S.
Poker Dreamは他のアジアトーナメントと比べてプレーヤーレベルが高すぎず、メイントーナメントではタイムバンクチップを配られるためスムーズに進行されます。インマネ率も高く税関も優しいので、ホテル代の高さとクアラルンプール空港からの距離の長さを除けば積極的に参加したい大会の一つです。 メインイベントの優勝賞金も高く、ポーカードリームといった魅力あるプライズの+αも楽しいトーナメントになります。 私はメイントーナメントでFTに行けたことがあり思い入れのあるトーナメントなので、タイミングが合えば次回も参加したいです。
ポーカーピックスの編集部「ポーカーのすべてをあなたに」をコンセプトにポーカーのオリジナルコンテンツを執筆。現役プロプレイヤーやディーラーなど幅広い視点でポーカーの魅力を発信する。